新年のご挨拶申し上げます。
前回の報告から、随分と経ってしまいました。
その間、コロナ禍がありケニアの学校も閉鎖になって全員留年!と
ジャクソン教育基金もしばらくお休みした状態でした。
ケニアの教育はというと、去年からはCBCという新しい教育シス
今まではプライマリースクール8年、セカンダリースクール4年、
昨年は例によって見切り発車で始まったシステムに多くの人が振り
去年と今年は新システムと旧システムが入り乱れた2年間でしたが今年が旧システムの子供たちの最後の年になります。
ジャクソン教育基金は従来通り、まずは旧システムのセカンダリー
以前は成績優秀者(全国統一試験の得点300点以上)を対象
しかし近年では学校内に寄宿舎が出来たことからサパリンゴ地区外から寄宿舎に入れる裕福な家庭の子供たちが増え
寄宿舎に入らない(入れない)サパリンゴ地区の子どもたちは、放
もちろん学校の勉強も大切ですが、それ以上にマサイの子供として
昨年、ジャクソンからは教育基金に対して支援基準の見直しの申し
300点(満点は500点)という基準ではなく、やる気はあって
役員会議を経て、今年の支援者はもっとも過酷な家庭環境にある子
ここに彼らを紹介します。
①マーク君
テストの点数は高くはなかったけど、ジャクソンだけではなく地域
彼のお父さんがしっかりしてなくて、お母さんが頑張っていますが
マサイの女性一人では、なかなか生活は厳しい状況です。
兄弟はたくさんいますが、経済的理由でみんな最後まで学業を続け
唯一現金収入を得られる仕事に就けているのは、プライマリースク
マーク君にはしっかり学業を続けてもらい、この家庭を建て直して
②ナオミさん
テストの結果は333点。成績も文句無しです。
彼女の家庭は不運続きでした。
昔からマサイと牛の盗み合いを繰り返しているタンザニアのクリア
何度も何度も牛を盗まれ、すっかり財産を失ってしまったのです。
彼女は諸事情により1年遅れての受験となったため、
妹と同時の進学になり2人分の学費を捻出するのは不可能でした。
そこで教育基金ではナオミさんを支援することにしました。
妹の学費は地域の人たちが協力して捻出したようです。サパリンゴ
by 永松真紀