2013年10月現在のサパリンゴ小学校

2013年10月現在のサパリンゴ小学校の近況
サパリンゴ小学校は初の受験生を抱えています。8年生は11月に行われるKCPE全国統一試験に向けて、勉強に励んでいます。
このテストの結果次第で、次の高等教育に進学出来るか否かが決まる重要な試験です。
今までの昼休みは、子供たちは家に帰って昼食を取り、また午後学校に戻って来ていました。
しかし、少しでも勉強する時間を多くするためにも、8年生に給食を提供しています。
保護者がお金を出し合って、お母さんたちが順番にご飯を作る。昼食は一旦家に帰ってたけど、これで多少はゆとりが生まれる模様。
受験なんか経験したことのない保護者ばかりだけど、意気込みが感じられます。
(写真ー給食の様子)
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また8年生は12人だったんですが、15名いれば我が校で試験が開催出来るとのことで、よその学校から編入の子を受け入れて15名にしていました。
よって、我が校で試験が行われることになりました。
そして、もう一つの変化は、ケニア政府から派遣された先生が4人に増えました!この4人の給料は政府から支払われます。
現在保護者負担の先生は6人。先生が全部で10人になり、少しずつ充実してきました。
(写真-前列が政府派遣の先生、後列が保護者負担の先生)
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まだ教室が足りていないので、現在は1つの教室を建築中です。
(写真-教室の無い3年生の木の下授業、右下:建設準備中のレンガ)
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しかし、以前とあるNGOが建ててくれた教室はすでに傾き始めており、早急な立て替えが必要とされている教室もあります。
いつになっても全てが揃わないケニアなのです・・・。
by永松真紀